日本最大級のエレベーターサイネージメディア「LiftSPOT(リフトスポット)」を提供するエレベーターメディア株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:渡辺 武志、以下「エレベーターメディア」)は、北海道大学発ベンチャーで、エッジAIカメラソリューションを提供するAWL株式会社(本社: 東京都千代田区、代表取締役社長: 北出 宗治、以下「AWL」)と業務連携を開始しましたことをお知らせいたします。
近年、インターネット広告と同様に、店舗や公共空間·交通機関、屋外のリアル空間においても、デジタルサイネージ等を用いた空間のメディア化が拡大し、その視聴者の属性、時間帯·コンテンツ別の視聴人数·時間や接触率といった広告の効果測定が重要となっています。さらに、広告測定データを用い、広告主へのレポーティングや広告内容の改善への活用から、属性に応じた表示内容の最適化といった広告収益の最大化を図る取り組みも進んでいます。
AWLは小型デバイスで動作し、各種設置環境において分析の精度を長期間維持可能なエッジAI映像分析エンジンである「AWL Engine(アウルエンジン)」を提供しています。
エレベーターメディアはエレベーター内サイネージとして、日本最大規模の設置台数を誇るLiftSPOTの広告·メディア事業を提供し、エレベーターの特性を生かした新たな広告手法で利用者に有益な情報配信と訴求力の高い広告配信を実現しています。この度、AWLと連携し、多様なエレベーター環境において高精度な広告効果の測定を可能とするAI映像分析を実現すべく、エレベーター内サイネージメディア向けにカスタマイズしたAWL EngineのLiftSPOTへの導入を開始しました。今後、AWLのAWL Engineを代表とするエッジAI映像分析技術と当社が有するLiftSPOTの広告配信技術の優位性と導入実績の双方のリソースを活用しながら利用者、及び関係各社への新たな価値の創造を目指します。
<AWL Engine>について
AWLが独自開発した、ライセンス型のAI(人工知能)システム。AWL Engineは様々な環境において、低演算量で動作し、多様なAI機能を手軽に実現でき、継続的にエッジ環境での性能を保つことが可能であり、様々なAIプラットフォームにも対応しています。
AI活用が注目される一方で、多様なビジネス現場にAIを導入し、リアルタイムに運用するためには、限られたコンピューターリソースで効率的かつ高速に処理することが必要となります。また、根幹となるAI(機械学習)モデルが、設置環境によって誤認識が生じたり、外部環境が変化によって精度が低下したりするという、課題も顕在化しています。
エッジAIのリーディングカンパニーであるAWLの豊富な知見と実績を活用し、AIの精度劣化を防ぎ、常に最新の状態に保つ最新技術であるML OpsのAWL Engineと、環境に応じた微調整を行うファインチューニング技術である「AWL Trainer(アウルトレーナー)」により、高品質のAIモデルを長期間安定的に価値提供することを目指します。
<LiftSPOT(リフトスポット)サービス>について
「LiftSPOT」は、エレベーター内という閉鎖空間の特徴を活かした”ながら⾒”されないサイネージ広告です。エレベーター内は閉鎖空間であり、おしゃべりやスマホを⾒たりする機会が少なく、表⽰階数を⾒る傾向にある環境下のため、『⾳声付き動画広告』は⾼い視認効果が⾒込めます。搭載されたカメラ機能により、広告を見た人の属性分析·接触者数のレポートが可能です。
設置台数は全国に約9,800台でエレベーター内サイネージとしては⽇本最⼤規模の設置台数を誇ります。 マンション居住者やオフィスビルで働く⼈たちへ、⾳声と映像で⽇々繰り返しリーチできる広告メディアです。昨今は様々な自治体と連携し、地方創生プロジェクトの推進も実施しております。
◆ AWL株式会社 会社概要
設立:2016年6月1日
代表者:代表取締役社長 北出 宗治
所在地:【東京本社】東京都千代田区丸の内3丁目3-1 新東京ビル4階 434号
【札幌本社】北海道札幌市東区北8条東4丁目1-20
事業内容 : エッジAIカメラソリューション事業
株主:サツドラホールディングス株式会社、セーフィーベンチャーズ株式会社、楽天キャピタル
URL:https://awl.co.jp
◆ エレベーターメディア株式会社 会社概要
会社名:エレベーターメディア株式会社
設立:2018年5月1日
代表者:代表取締役社長 渡辺 武志
所在地:東京都中央区日本橋1-3-13 東京建物日本橋ビル5階
事業内容:エレベーター等のメディア業務
株主:ジャパンエレベーターサービスホールディングス株式会社
URL:https://liftspot.jp/